羽多野「ほんとに居たんだって」
「えー?」
羽多野「帰りとか気を付けてよ?」
「そんな、私ごときをストーキングする輩なんていないってー」
羽多野「いやいやいやいやいるでしょ普通に」
「つけたって面白いことないよー」
羽多野「面白い面白くないじゃないって」
立花「どーしたの?」
「あっシン様、お疲れさまでーす」
立花「おつかれー」
「渉くんが、私のあとをつけてる人がいたんだーって」
立花「えっ、何それストーカー?」
羽多野「暗くてよく見えなかったんですけど、知ってる人じゃあないなー、と」
立花「まじか」
「でも私なんてストーカーして何になるんだーって」
立花「おっ、まえ・・」
「え?」
羽多野「って、この調子で・・」
立花「・・・・・お前、しばらくひとり行動禁止な」
「えっ! なぜに!!」
立花「わからないならわからなくていい、とにかく禁止」
「シン様ぁ~」
立花「何かあってからじゃ遅い、警戒するに越したことは無い、命令だ」
「うっ・・・・・は~い」
羽多野「おお、素直」
立花「羽多野くん、送っていける?」
羽多野「ああ、はい、行けます」
立花「ん、じゃあよろしくー」
羽多野「はい」
「ほんとに、いいのに・・」
立花「(ジロリ)」
「っ!! 嘘ですなんでもありません!! 送って渉くん!! さあ行こーか!!」
羽多野「ああ、う、うん」
(ストーカーねぇ)
(依子ちゃん、自覚して・・!)
(うう・・シン様かっこいい・・)
立花さんには逆らえない