とある声優の日常-9-


鈴木「きたぞー」

島﨑「お、お邪魔しま~す」

「いらっしゃい!」

宮野「いらっしゃ~い」

鈴木「お前、フリフリのエプロンつけて出てくんなよ・・」

「あはは、適当にしてて~」

島﨑「なんか、俺まで良かったんですか?」

「えー、いーよー人数いた方がさ、ほら、パーチーだし(笑)」

島﨑「パーチー・・」

鈴木「そこは触れなくていいから」

「パーチーってのはねー」

鈴木「はいはい、いーから、信長はこっち」

島﨑「はいっ達央さん!」

「(忠犬・・)」

宮野「依子ー、これはー?」

「ああ、それは茹でてからー」

宮野「はーい」

島﨑「宮野さんも料理するんですね」

宮野「うんー、なんか手伝わされてるうちに覚えた」

「今では立派な料理人!」

宮野「めんどい時は作らされる・・」

「だって真守のごはん、美味しいんだもんっ」

宮野「そんな風に言うからさ、作らずにはいられないよねー・・もんっ、て、もんっ・・・かわいいじゃないか///」

鈴木「そーやって飼い慣らされてはや数十年」

島﨑「そっか、お2人はひまわりで長いんですよね」

「そーだねー小学生ん時からの付き合いだねー」

宮野「20年以上?」

「なんかそう聞くとすごく年取った気がする(泣)」

宮野「あはは」

島﨑「達央さんは?」

鈴木「俺は、東京出てきてから行ってたとこに、講師としてきたんだよ、依子が」

島﨑「えっ! 講師?!」

「そーさ、先生さー」

鈴木「んで話聞いてたらすんごい勉強になるってか、なるほどーって思うこと多くて」

「講義終わってからも熱心に聞きに来てたんだよねー」

島﨑「へー!」

鈴木「芝居に関してはほんと、こいつ凄いよ」

「やだもーてれるー!」

宮野「ほら達央、そのへんにしないと調子乗る(笑)」

「いーじゃんちょっとくらいーたまにしか褒められないんだから」

宮野「ははっ」

鈴木「まー、言わなくても思ってますよって事だ」

「嬉しいよ、達央愛してるー」

鈴木「俺もー」

島﨑「えっ! お2人はそういう関係だったんですか?!」

宮野「あははははっ」

「ねー!」

鈴木「ねー」

島﨑「ええっ!!」



(もう20年も経ったのかー)
(尊敬できる大事な仲間だ)
(えっ達央さんと依子さん、えっ、でも・・)
(あっ、塩入れすぎた)


大事な幼馴染み、大事な仲間、だからハンパな男にはやらん!

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