とある声優の日常-20.5-


鈴木「何で俺に言ってないんだよ」

「い、いひゃいれふ」

鈴木「なんで渉は知ってんだよ」

羽多野「それじゃしゃべれないから離してあげてー」

「うひゃっ」

鈴木「・・・・・」

「や、えっと、渉くんとは昨日メールしてて、黒バスの話出たから、あ、そーいえば明日行くよーとかって言ったんですよ、話の流れ的に」

鈴木「お前、俺とはメールどころか飯行ったじゃねーか」

「や、そーだけど、とくにその話しなかったでしょ」

鈴木「そーだけど・・」

「じゃあ明日早いからーって帰って・・」

鈴木「あ! そーだよ! 明日早いって言った!」

「えっ、いや、だけどイベントどうこうって話は・・」

鈴木「いやわかるだろそこは」

「あー、うーん、すっぽり抜けてたよ」

鈴木「お前なぁ・・・・・」

小野「何でそんなに怒ってるの?」

鈴木「いやなんでって・・」

神谷「自分は結城ちゃんが来るって知らなかったのに、羽多野くんと、なんなら寺島くんも知ってたのが許せないんだよね」

寺島「え! 俺も?!」

小野「ほうほう、なるほど。つまり嫉妬ってヤツですな?」

神谷「そーいう事だね」

鈴木「いやもーアンタら黙って・・」

「達央~ごめんって~」

鈴木「・・・・・はぁ」

「どーしたら機嫌直る? チューしたら直る?」

鈴木「おっ!まえ、な・・出来るもんならしてみろよ」

「え、じゃあ チュー」

鈴木「ちょ・・・!!」

羽多野「うっわ・・!」

「やっ、ちょ、渉くん何で邪魔す・・」

羽多野「なんでってこっちが何でだよ依子ちゃん! 場所考えて!!」

福山「浮気現場はっけーん」

「浮気なんてしませんー」

福山「あ、二股現場?」

「そんな言葉ありませんー」

鈴木「もー・・いいから・・・みんな黙って・・・!!」



(宮野くんに言ってやろー)
(別に大丈夫ですー)
(ほらややこしくなった・・)
(・・・・・・・・はぁ)


カオス!!

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