女子「おつかれさまですう」
鈴木「お疲れさま」
女子「あの、鈴木さん、ちょっと相談があるんですけど・・」
鈴木「え? おれ?」
女子「はい」
「お疲れ様でしたー」
鈴木「あ、依子!」
「ん?」
鈴木「ちょっと待っててよ」
「ん。 あ、えーっと、でも・・」
鈴木「1人で帰んなって」
「・・あっちの椅子んとこで待ってるー」
鈴木「ういー」
女子「すみません、それで・・・」
・
・
・
「相談ねぇ」
女子2「結城さん」
「あっ、はい」
女子2「少しいいですか?」
「ん、あーはいどうぞー」
女子2「あの、鈴木さんのことなんですけど・・」
「(はいきたー)うんー、何?」
女子2「その、お2人はお付き合いされてる、のでしょうか?」
「うーん・・」
女子2「あの、」
「その質問に答える義務はないよね」
女子2「!」
「だって私とあなたはオトモダチじゃないから」
女子2「えっと・・」
「じゃあ逆に聞くよ? あなた、達央が好きなのになんで女子1さんに協力的なふりしてるのかな?」
女子2「っ!! そんな事!!」
「そーいう事よ。答える義務はない」
女子2「あ・・・」
鈴木「おまた、せー・・え、何この空気」
女子2「っ鈴木さん!」
「ちょっと、人生の先輩としてアドバイスかな?」
鈴木「へー?」
「ってことで、優しい私はさっきの質問に答えてあげる、答えはノー」
女子2「あっ・・」
「でもね、大切な人だから半端な気持ちで寄ってくる子にはあげない」
女子2「っ・・・」
「本気でぶつかっていこう? 大事な恋ならね・・・って、女子1さんにも言っといてー」
女子2「!!」
「じゃ、お疲れ様でした」
鈴木「・・・?」
「達央、行くよ?」
鈴木「ああ、うん」
「なーに、気のない返事ー」
鈴木「いや」
「んふふ~♪」
鈴木「熱いな、くっつくなよ」
「え! ひどっ! 出るまでいいでしょー」
鈴木「出るまでな」
「うんっ」
(恋は全力~ぅ)
(こいつホント・・好き嫌いハッキリし過ぎ)
依子ちゃんは好意には好意、悪意には悪意の人