「ご飯何にしよーかな」
「うーん、揚げ物気分」
「トンカツでも作ろっと」
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「パン粉つけて冷凍しとこうってね、後はあげるだけーって、だからって買いすぎだよね豚ロース1キロ・・・」
「付け合せもひと玉のが安いからってアホか私は・・キャベツ・・重い・・・」
「買い物付き合わせればよかったー!」
「今からでも誰か来るかな」
「たくさん買ったしなー」
「真守は稽古、達央は打ち上げって・・」
「渉くーん、てとぅーや、てらしまーっと前野くーん、メール送信」
「はあ、帰るか」
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伊藤「結城、さん」
「はい?」
伊藤「あっ、あの、こんばんは」
「こんばんは・・ああ! 甲斐先生の!」
伊藤「い、伊藤です」
「伊藤さん! 奇遇ですねー。お家この辺りなんですか?」
伊藤「いえっ、あっ、まあ」
「お買い物ですか?」
伊藤「いえ、か、帰り道で。あの、ずいぶん重そうだなーと・・」
「あーこれ、つい買いすぎちゃって」
伊藤「も、持ちますよ」
「いえいえそんな! 大丈夫ですよー一人暮らしなんで慣れてますから」
伊藤「で、でも、今日は宮野、さんも、居ないし、鈴木、さんも・・」
「あー、そーですね、重いもの買う時は誰かしら付き合ってもらってるんですけど、今日は予定外に買っちゃってー」
伊藤「いつも、一緒に、いますよね」
「えっ?」
伊藤「宮野、さんとか、鈴木さん、とか、」
「あれ? シリウスの現場で宮野さんと鈴木さん一緒になる事ありましたっけ?」
伊藤「あっ! いや! えっと・・」
「??」
伊藤「そんな事よりそれ貸してください持ちます家まで」
「あっ、いやだいじょ・・」
伊藤「早く!!」
「っ!」
?「依子ちゃん!」
「あっ・・」
伊藤「!!」
?「お前、何だよ。何してる」
伊藤「あ、いや・・ど、どけっ!!」
?「おいっ!」
「・・・・・」
?「大丈夫? 依子ちゃん」
「う、うん。ありがとう、てとぅーや」
柿原「・・・・・このシーンでその呼び方、台無しだね」
「・・・・・そ、そうだね(笑)」
(あいつ・・・)
(あーびっくりしたー)
少し動きがあったようです。