とある声優の日常-39-


羽多野「えっ」

柿原「例のストーカー」

羽多野「こんなとこまで?」

柿原「つけてきたんだろうね」

羽多野「依子ちゃんは」

柿原「お家が近くなんだよー親切に持ってくれようとしたのに無下にしちゃったからイラッとしたんじゃなーい?」

羽多野「依子ちゃん・・・・・」

柿原「さて、どーするか」

羽多野「コレって確信的な何かがないとなんとも動きようがないよね」

柿原「何かあってからじゃ遅いんだけどねー」

羽多野「とりあえず護衛強化?」

柿原「と、情報共有だな」

羽多野「福山さん達にも連絡しとく」

柿原「オレは、マモ達に回しとく」

「ねー、トンカツはソース?」

柿原「オレはソースー」

羽多野「何でもいーよー」

「あ、じゃあごめん、ちょっとソース買ってくる」

柿原「ああ、オレ行くよ」

「そお?  あ、メール」

羽多野「依子ちゃん少しは危機感を・・」

「ん?  あ、寺島来るって。買ってきてもらおう」

柿原「ん」

羽多野「依子ちゃん・・」



(だってそんな、私だよ?)
(だからだよ・・・)
(依子ちゃんさ、もっとこう・・ああ・・)


人を悪者にしたくないんです。
あいつが悪い、よりは、私が悪かった。の子なんです。

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