伊藤「依子ちゃん・・・」
「えっ? あ、伊藤さん! お疲れさまです」
伊藤「お疲れさま・・」
「こないだは、すみませんでした」
伊藤「ああ、いいよあんなの・・それより今日さ、一緒に帰ろうよ」
「一緒に、あー、はい」
伊藤「よかった! じゃあ、じゃあさ、何か作ってよ夕飯!」
「え、え?」
伊藤「こここないだのお詫びにさ、ほら、そ、それでチャラにしてあげるからさ」
「あ、あははー」
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伊藤「今日もすっごくよかったよ!」
「ありがとう、ございます」
伊藤「さ、じゃあ帰ろうか! 買い物してく?」
「あー、えっと・・あの、他にも誘いません? 二人きりというのはちょっと、」
伊藤「何言ってんだ!」
「っ!」
伊藤「そんな、俺の、俺達の邪魔を、すすする、他になんて!!」
「い、伊藤さんっ」
伊藤「二人きりの方が、いいいいいに決まってるだろ?!」
「痛っ・・」
伊藤「ねえ、ほら、こーいう事、するのに、他のヤツがいたら、じじ邪魔、だろ?」
「っ・・!」
?「何を、やってる」
伊藤「?!」
?「お前、あれか、例のストーカー」
伊藤「ス、ストーカー? お、俺は、違う! 依子ちゃんの恋人だ!」
「いやいやいやいやちょっと待って」
?「何を言ってるんだお前は・・」
伊藤「俺は! 依子ちゃんのこここ恋人だから! 今からいい家に行って手料理を、食べるんだ!!」
?「なんでもいいからとりあえずその手を離せ」
伊藤「おおおおお前も邪魔、するのかーーーっ!!」
「っ中村さん!」
中村「っ!! とぉ、危ねっ」
伊藤「よ、よよよよよけるなぁあー!!」
中村「いや避けなきゃ当たっちゃうでしょ」
伊藤「なんだよ、何なんだよ! 俺は! 依子ちゃんに会うために!! こ、こここ、ここまで来るのにどれだけ大変だっ、だっ、」
中村「知らねーよ」
伊藤「おおおおお前なんかに、チャラチャラ女はべらせてるヤツにおおおおおれの苦労がわ、かるか!!」
中村「はべらせてねーし・・苦労なんてな! 表に出さないだけで皆それぞれしてんだよ!」
※ -軽くバトってます-
伊藤「うる、うううるさい!!」
「五月蝿いのは君だよ、伊藤さん」
伊藤「依子、依子! 俺はお前のために!!」
「そーいう押し付けがましいの嫌いです」
伊藤「きっ、きらい・・?」
「はい。・・・まず、私は伊藤さんの恋人ではありません。先日、親切に荷物を持ってくれようとしたのを無下にしたのは謝ります。なのでお詫びとしてご飯を作るのは構いませんが二人きりで家に呼ぶような間柄ではないのでその場合、他にも誰か誘います。と、言うことで中村さん、お時間ありますか?」
中村「あー、う、うん」
「良かったです」
伊藤「俺、お、おれ」
「伊藤さんは何が食べたいですか?」
伊藤「うっ・・・・・・うわあぁぁぁぁぁああぁぁ!! 依子ちゃんは、依子ちゃんはそんなんじゃない!! ててててて天使なんだあぁぁ! お前なんか!! 違ぁぁぁうぅ!!!」
中村・依子「「あっ」」
中村「・・・・・」
「・・・・・」
中村「えっと、」
「・・私何か、気に障ること言ったかな」
中村「う、うーん。」
(正論過ぎて・・)
(あれー?)
伊藤くんの負け。
お疲れさまでしたー!!