「ああ・・東京行き最終が・・・」
中村「行っちゃったね」
「おおう、この時間だと米原までしか行けないよ」
中村「打ち上げ居すぎたね。とりあえずそこまで行く?」
「そーだねー米原で1泊しますか」
中村「了解」
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「え、空いてないですか」
従業員「そうですねー、シングル2つは・・・セミダブルのお部屋が一つならあるんですが」
「ああ良かった、それならそれでお願いします」
中村「え」
従業員「ありがとうございます。では用意いたしますので少々お待ちください」
「はーい」
中村「(え、一部屋? セミダブル?)」
「良かったですね、お部屋空いてて」
中村「あ、うん? (え、同じ部屋ってこと?)」
従業員「お待たせいたしました」
「はーい」
従業員「お部屋はこちらです。チェックアウトは12時になります。朝食は1階レストランにてブッフェが6時~10時でございますのでよろしければご利用ください」
「ありがとうございます」
従業員「ごゆっくりおくつろぎ下さい」
「はーい」
中村「(え、、、)」
「3階ですね」
中村「ああ、うん・・」
・
・
・
「おお、なかなか広い」
中村「・・(あれやっぱり、同じ部屋・・ソファとか、あ、ないね、え、じゃあ、え? ・・・・・ああ、床で)」
「悠一さん?」
中村「んんん?」
「わっ、、ええ?」
中村「あ、ごめん考え事してて」
「そうですか?」
中村「うん・・・・」
「・・・」
中村「・・・・・」
「・・・・・・?」
中村「依子ちゃん、さ」
「ん?」
中村「いや、あの、同じ、部屋、って・・・さ・・」
「ひと部屋しか、空いてないって」
中村「ああ、うん、それは俺も聞いてた」
「はい」
中村「大丈夫、かな?」
「大丈夫、とは」
中村「いやほら、俺も、男だし・・」
「あっ、大丈夫だよそんな構えなくても」
中村「ん、んん?」
「寝込み襲ったり、しないから」
中村「んー、、、んん?」
「え?」
中村「(ダメだなこの子、通じてない・・・)」
「悠一さん?」
中村「えっとね、大体、その、寝込み襲ったりってのは、男が女の子にするものじゃ、ないかな?」
「え」
中村「えっ、て・・ええ?」
「よく家を行き来する連中はこぞって、俺の寝込み襲わないでね! って、言うから・・・」
中村「あ、ああ・・そうなの・・・」
「だから悠一さんも安心して寝ていいよー」
中村「いやーやっぱり・・・一緒は、ちょっと・・・」
「そ、そんなに私と寝るの嫌ですか?」
中村「いや、そーじゃなく」
「それなら・・・・・」
中村「嫌なわけじゃあ、ないんだけどさ・・」
「嫌じゃ、ないです?」
中村「うんそりゃ・・」
「それなら良かった♪ お風呂お先にどうぞっ」
中村「えっ、あっ」
「ほらほら」
中村「あ、ちょっ」
パタン
(依子ー! 名古屋着いたら連絡くれるって)
(あ、ごめんつかなかった)
(え?! 今どこ?!)
(米原~)
(マジか! 大丈夫?)
(大丈夫だよ~ホテルひと部屋は取れたし)
(そっか~良かった~・・・え? ひと、え?)
(え?)
(中村さんと一緒?)
(うん今お風呂だよ)
(・・・・・・・・ん、んー)
(んんー?)
(いや、うん、あの、はい、了解です)
(え!何なに!)
夢小説あるある「ヒロインが男女関係にうとい」笑
きゃっ(ノ∀\*)